このお話は、海辺の町に住む家族をイメージして書きました。
よそ者と呼ばれる人が入りづらい、ある意味閉ざされた地域を設定しているので古臭いし、現代なのに今っぽさや目新しさがないので、書き辛いと感じることが多々ありました。
アルツハイマー型認知症、DV、摂食障害も扱っているので余計に重たいし、愛情の形が歪だったりストレート過ぎたりで、欲張りな内容でした。
でも、書きたかったことは書けたように思います。
ひたすら暗くて寂しいお話ですが、それでも時は流れていくし、その先の明るい未来もそれぞれにあるんだという思いを形にしました。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
すずき えみ (2017/2/6)